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8月, 2016の投稿を表示しています

信頼の困難性

今日はこちらの記事から ********************* 群馬県警捜査1課と前橋署などは23日、 女性に性的暴行を加えけがをさせたなどとして 強姦致傷の疑い で、東京都渋谷区大山町の俳優、 高畑裕太容疑者(22)を逮捕した。 調べに高畑容疑者は 「女性を見て欲求を抑えられなかった。 やったことは認めるが、企てていたわけではない」と供述し、 計画性を否認している。 引用:産経新聞 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6212045 ********************** 昨日、この突然の NEWS に驚きを隠せませんでした。 チャリティ番組パーソナリティに連ドラ、バラエティなど 絶賛売り出し中の俳優さんだったからです。 刑法 177 条【強姦罪】 暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。 同法 181 条 2 項【強姦致死傷罪】 第 177 の罪…を犯し、よって女子を死傷させた者は、 無期又は五年以上の懲役 に処する。 刑法によると、強姦致死傷罪の刑罰は 上記赤線の通り非常に重たいものとなっています。 もっとも彼が 初犯 であり、 被害者との 示談 が成立すれば、 執行猶予がつくというのが相場 だそうです。 たとえ執行猶予や不起訴となっても、 彼が俳優として再起することは、いばらの道でしょう。 ここに 「信頼の困難性」 があります。 信頼というのは“形成する” (築く) のも難しいが、 “回復する”というのはさらにハードルが高くなります。 最近になって某有名芸人さんが復帰しました。 彼も同じ性犯罪の類でしたが、 その復帰までおよそ 10 年ほど掛かっています。 今回の件は、それよりも犯情が重たいものです。 せっかく世間に認知され、活躍しだした矢先の出来事。 築きあげつつあった信頼を、いっときの衝動で失いました。 まだ 22 歳と若く将来のある彼。 信頼を取り戻すのは並大抵のことではないでしょう。 【 2017

Microsoft方式のススメ

もうそろそろ刑法の論文が一通りまわせます。 刑法各論って、民法の不法行為の詳細であり、 13 種の典型契約のような犯罪のカタログになってますね。 個人的には、総論のような理論的なものがたまらないのですが。 ちなみに先日宣言したことを受け、 基本書を放り投げた代わりに、 民法の肢別を 50 問ペースくらいを日のノルマにしています。 (全 1.000 問なので 20 日で終わる計算ですね) さて、 「 Microsoft 方式」 とは何ぞやと。 これは一言でいえば、 Microsoft 社の仕事の進め方 です。 具体的には、 Windows で発見された不具合に対して 頻繁に修正していくという方法論です。 (通称:サービスパック) 不具合を最初からすべて想定しきっていくことなど不可能。 だから、とりあえず試してみる。 そして、問題があるところをその都度修正していく。 これは僕のように “完璧思考”が強い人間 に 特に意識しておきたい方法です。 その思考を持つと、「問題がないか」と常に不安になり なかなか行動に移せません。 そこで、この Microsoft 方式を使って とりあえず 見切り発車 してみる。 不具合があれば、そこで修正すればいい。 こう考えることで、仕事の面などにおいて 精神的にかなり楽になりました。 正直ミスがないことなどあり得ません。 ただ、 同じ間違いを繰り返すことが問題 なのです。 そうであれば、ミスをしたときにそれに対処するとともに、 再発防止策を策定すればいいわけです。 日本で数少ない信頼できるビジネス書を提供する、 古川武志さんの著書からこの方法を知りました。 今日も見切り発車でいってまいります‼ 【 2017 予備試験まであと 271 日…。】 Bonafide Law Hustler   秀 虎  @ hideo109 Copyright © HIDETORA. All rights reserved.

コペルニクス的転回

おはようございます‼ スポットの仕事で怒涛の 4 連勤でした。 ( 朝 4 時起きの約 12 時間拘束 ) その代わり、今週は結構暇ちんなのです。 でも、 勉強に向けてのエネルギーは満タン‼ やる気のきっかけは分かりませんが、 よくある自己啓発本のように 「決意したら達成したも同然」 といったところでしょうか。 (正確には、決意→ 計画→実行 →達成というステップ) 先日、 基本書を読むことが苦痛だから、 講義を聴きなおす というお話をしました。 この講義の受講は継続するつもりです。 科目は刑法・商法・民訴・刑訴を重点的に。 ただ、そこからさらに発想を変えてみました。 それは自らの言葉にあります。 「知識は使いこなせなければ、意味がない」 こんなことを僕は先日偉そうに言いました。 それで、 概略は把握しているんだから、 択一も論文も問題演習をガンガンこなしていく というコペルニクス的転回が自分の中でありました。 そもそも僕自身、大学受験での辛い反省があります。 当時、模試の成績優秀者に載るレベルで 相応の実力は確かにあったはずです。 ただ、圧倒的に不足していたのが、 演習だったのです。 いくら知識が豊富でも、 本番ではそれを使うという応用力が問われているのですから、 その知識は貯めておくだけでは意味を成しません。 これまでの僕は、 認知療法でいうところの “完璧思考” や “白黒思考” に陥っていたのでしょう。 つまり、 基礎知識がなければ問題は解けない という誤った先入観 です。 それを変えて、今日からは問題演習 8 割でいきます。 知識を補うのは、もちろん C-BOOK で(笑) (目的達成のために手段は問わない) そうやって知識の精度を高めていけばいいでしょう。 (※予備試験の試験日程が発表されましたので、下記訂正済) 【 2017 予備試験まであと 272 日…。】 Bonafide Law Hustler   秀 虎  @ hideo109 Copyrigh

方針転換と勉強進捗 @8月初旬~中旬

珍しく 2 日連続で更新できました。 今後も継続していくことが目標です。 8 月の 1 ~ 2 週目における目標は以下でした。 ①基本書:生講義 民訴全 308 頁&刑訴全 326 頁 ②論 文:アガルート 民法 25 問× 2      アガルート刑法講義+刑法 25 問× 2 それに対する結果は…。 ①基本書:生講義 民訴 ☞  199/308 頁 ( 65% )               刑訴 × ②論 文:アガルート 民法  25 問× 2 ( 100% )                刑法 × PDCA でいうところの C にあたる分析をすれば、 まず 基本書の読み込みが苦痛 になってしまいました。 (鬱や ADHD の影響も大きいでしょう) そこで PDCA の A として、 2 週目からは方針転換をすることにしました。 基本書を読み込めなくとも、 講義を聴くことはできます。 幸いにも大学生の時に通信受講していた 入門講座の DVD が残っていたので、 そちらで基本知識を入れることにしました。 弱点の 民訴・刑訴 はもちろん、 行政書士試験や公務員試験で触れなかった 刑法 のみだけが聞き込みの対象です。 体系的な理解が必要となるのは承知しています。 だから、どこかの場面で基本書の読み込みが求められます。 ただ、今はとにかく 10 月からの択一対策の開始と 年始から始める答練に向けて 知識をぼんやりとでも頭に入れることが先決 です。 とにかく答案を書けなければならない。 ぼんやりとした知識の精度は、 演習の過程で高めていけばいいと考えています。 そもそも知識は使いこなせなければ意味をなしません。 司法試験では、その知識を使いこなし 問題を解決することが求められています。 だとすれば、問題演習に注力することは 合格戦略として当然ではないでしょうか。 【 2017 予備試験まであと 270 日…。】 Bonafide Law Hustler   秀 虎  @ hide

状況一変

またまた間隔が空いてしまいました。 もっともこれからは寝起きに速攻で 一記事上げることが目標 です。 (書きたい事が山ほどあるのです) さて、タイトルの「状況一変」とは? まず 仕事 に関してですが、 休職中であった会社を 退職 することになりました。 ただ 家庭教師は継続 しております。 そして、その延長線上でとある事業に参加し、 中学生に勉強を教える仕事 を始めました。 もっともこれでは退職する会社の収入を下回ってしまうので、 スポットでできる派遣 もやっています。 これら一連の就業の経緯は、 若者サポートステーション がきっかけでした。 ( 通称: サポステ ) 詳しくはリンク先の HP でご確認くだされば分かりますが、 私をはじめとする仕事をすることに困難がある若者を 支援する厚労省の事業になります。 そこで僕は自分の地域のサポステに相談に行き、 きめ細かいサポートを頂いております。 (担当の方に恵まれたという幸運) 皆さんも就業で困ったことがあれば、 気軽にサポステに相談に行ってみると解決すること間違いなしです。 もう一つの状況変化は、 メンタル面 に関してです。 退職することになったことから、 非常に将来に対する不安を感じるようになりました。 そしてメンタルクリニックの診察では、 基本的に薬物療法でしかありません。 ただ、薬物療法は応急処置に過ぎないと考えています。 根本的な完解という改善を目指すには、 認知療法に加え、僕にとってはカウンセリングが必要です。 そういう経緯で前に述べた通り、 自省すべく カウンセリング を受けています。 それと同時に障害者枠での就業も見据えて、 障害者手帳 の申請もしました。 結果までは 2 か月ほどかかるそうですが、 医師からは問題ないだろうと言われているので 特に不安はありません。 次回の記事では、 勉強面の進捗や内容 をお伝えする予定です。 【 2017 予備試験まであと 271

一冊に向き合うことの難しさ

先日の記事 で、 僕が 大の予備校本好き ということがバレてしまいました ( 笑 ) 合格すればいいわけですから、 本当に手段は人それぞれだと思います。 ただ、予備校本と侮っても、 一冊に向き合うということは非常に困難を伴います。 ここで 一冊に向き合うというのは、 何周も読み込むこと です。 もちろん C-BOOK やシケタイであれば、 辞書のように使うだけで事足ります。 ただ、基本書というとそういう訳にはいきません。 それは頭の中に、 合格者が口を揃えて言うところの 法律の体系を構築 しなければならないからです。 司法試験を目指すような人は そもそも優秀な方が多いので、 当然の前提になっていることでしょう。 ただ、これを他の試験に目を移すと、 この当然ができていないことが多いようです。 (一部の例外を除いて) そもそも一回で理解できることなんて あり得ません。 一回で理解しようとすることが、 不合格の割合が増えてしまう原因でしょう。 もちろん一冊に向き合うことは困難を伴います。 だって、一度読めば満足するし、 再び読む必要性を感じなくなるからです。 だからこそ 方法論が必要 だと考えています。 僕の場合は以下のステップを踏みます。 1. 目次をコピーする 2. 目次を片手に該当箇所を確認しながら、  さらっと一気に読み込む 3. 二周目は書き込みをしながら読み込む   ( 目次は常に手元に ) 4. 三周目は書き込み・マーカー部分を読み直す 5. 四周目は著者が問題提起している部分の回答を考える これが絶対ではないので、 みなさんなりのアレンジ を試されるといいと思います。 また、この一冊に向き合うことの難しさは、 資格試験の基本書に限らず、 ビジネス書においても同様 にあてはまります。 近いうちにビジネス書を含めた、 秀虎なりの読書論をお伝えしたいと思います。 【 2017 予備試験まであと 281 日…。】 Bonafide