今日は珍しく本のレビューをしようかなと。
概要はこんな感じ。
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ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、
無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、
同級生を自称する彼に心を開き、
何かと助けてもらう隆だが、
本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか?
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか?
気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、
出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――
働く人ならみんな共感!
働く人ならみんな共感!
スカっとできて最後は泣ける
"すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー"
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これを読んだのは、正直何もかも投げ出そうとしたときでした。
周囲のブラック企業に勤める人を見ていると、
妙な責任感から異様に会社に吸い込まれ
そのような投げ出す心境など到底理解できないかもしれません。
率直なレビューを述べれば、
シンプルであり素人の作品の域を出ないかなと。
伏線も浅かったり、内容もいまいち薄っぺらい。
ただ、ブラック企業を抜け出せない人の背中を押す
作品には違いありません。
僕はいつもの出社拒否症を発症して、
会社を休んだ日にこれを読みました。
もう投げ出そうと。
また投げ出そうと。
そうすると、今回は事情がかなり違いました。
普通の会社なら間違いなく即刻首の僕の行動。
にも関わらず、社長は優しく包んでくれたのです。
そもそも採用時点で履歴書が真っ黒に汚れているのは
承知で採用してくれています。
しかし、今回は御恩があった先生からのご紹介
という形式で今の仕事場での採用が決まりました。
いわゆる縁故(コネ)採用というものに近いかもしれません。
いくらコネ採用といえども限度はあるでしょう。
それでも社長は最低限のラインを守ってくれれば、
社員に戻すということまで仰ってくれています。
この社長という人は、義理と人情と大変重んじます。
そしてそれに忠実に従い行動します。
もちろん紹介してくれた人への義理というものもあるでしょう。
しかし、私という未熟な芽を育ててくれる人情を有するのです。
当然そういう人の周りには義理と人情を
重んじる人ばかり集まります。
人を騙して出し抜こうという狡猾な人など
会社には1人もいません。
私も僭越ながらそういった古めかしいものを
重んじるところがあります。
今回の社長との温かい人と人との心のやり取りを経て、
ますます社長への忠誠心が高まりました。
この社長のためなら身を粉にして働こうと。
こうまでしてくれなければ、
僕はいつまでも気づかず同じこと40、50になっても
繰り返しろくでなしだったでしょう。
能力も確かに必要です。
でも、それ以前に思いやりなどがなければ
人との関係は築いていけないなと改めて感じました。
【2019予備試験まで
あと341日…。】
Bonafide Law
Hustler
秀 虎
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