スキップしてメイン コンテンツに移動

【レビュー】「ちょっと今から仕事やめてくる」


今日は珍しく本のレビューをしようかなと。



概要はこんな感じ。

*********************
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、
無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、
何かと助けてもらう隆だが、
本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか?
気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、
出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――
働く人ならみんな共感!
スカっとできて最後は泣ける
"すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー"
*********************

これを読んだのは、正直何もかも投げ出そうとしたときでした。

周囲のブラック企業に勤める人を見ていると、
妙な責任感から異様に会社に吸い込まれ
そのような投げ出す心境など到底理解できないかもしれません。

率直なレビューを述べれば、
シンプルであり素人の作品の域を出ないかなと。
伏線も浅かったり、内容もいまいち薄っぺらい。

ただ、ブラック企業を抜け出せない人の背中を押す
作品には違いありません。


僕はいつもの出社拒否症を発症して、
会社を休んだ日にこれを読みました。

もう投げ出そうと。
また投げ出そうと。

そうすると、今回は事情がかなり違いました。

普通の会社なら間違いなく即刻首の僕の行動。
にも関わらず、社長は優しく包んでくれたのです。

そもそも採用時点で履歴書が真っ黒に汚れているのは
承知で採用してくれています。

しかし、今回は御恩があった先生からのご紹介
という形式で今の仕事場での採用が決まりました。
いわゆる縁故(コネ)採用というものに近いかもしれません。

いくらコネ採用といえども限度はあるでしょう。
それでも社長は最低限のラインを守ってくれれば、
社員に戻すということまで仰ってくれています。

この社長という人は、義理と人情と大変重んじます。
そしてそれに忠実に従い行動します。

もちろん紹介してくれた人への義理というものもあるでしょう。
しかし、私という未熟な芽を育ててくれる人情を有するのです。

当然そういう人の周りには義理と人情を
重んじる人ばかり集まります。

人を騙して出し抜こうという狡猾な人など
会社には1人もいません。

私も僭越ながらそういった古めかしいものを
重んじるところがあります。

今回の社長との温かい人と人との心のやり取りを経て、
ますます社長への忠誠心が高まりました。

この社長のためなら身を粉にして働こうと。

こうまでしてくれなければ、
僕はいつまでも気づかず同じこと4050になっても
繰り返しろくでなしだったでしょう。

能力も確かに必要です。
でも、それ以前に思いやりなどがなければ
人との関係は築いていけないなと改めて感じました。



2019予備試験まで
あと341日…。】

Bonafide Law Hustler 
秀 虎 
hideo109
Copyright © HIDETORA. All rights reserved.

コメント

このブログの人気の投稿

予備試験のモチベーション

僕は独学、しかも宅弁なので モチベーション維持には工夫を凝らしています。 普通の人と感性がずれているので、 自宅で勉強することは特に不便はありません。 むしろ自宅なので 「あの参考書を参照したい!」 なんていうときに最適な環境です。 傍から見れば自制心が強いと思われるかもしれません。 でも、僕も普通の人となんら変わりはなく、 スマホの誘惑なんかには余裕で負け続けています ( 笑 ) そんな中、最近になって独学ならではの モチベーション維持のための秘訣を発見しました。 それが StudyPlus というアプリです。 勉強記録をつくるというシンプルなアプリなんですが、 同じ目標同士の人でつながれるという SNS の要素も備えています。 公に記録するだけあって、恥ずかしい記録はつけられません。 また、本当に勉強している人とつながることで負けれない、 という一種のピアプレッシャーもあります。 ピアプレッシャーというのは、 みんなが残業する中で自分ひとり帰社することができない というあのプレッシャーを指します。 つまり、 StudyPlus を使うことで、 本当にレベルの高い受験生同士の間でピアプレッシャーを 感じることができるのです。 これを使わない手はないでしょう。 僕も 「秀虎」 という名前で予備試験のところにいますので、 ドシドシ申請のほどお待ちしております! Bonafide Law Hustler   秀 虎  @ h1det0ra Copyright © HIDETORA. All rights reserved.

独  立 と 貯  金

    休日はできるだけ本を読みたいなと思って、 お気に入りの下薗さんの本を読みました。 「 40 回 400 回の法則」っていうのが紹介されていて、 勉強においてもあてはまるなーと。 これはものごとを身につけるには、 大きな経験・失敗をした場合には 40 回で、 小さな繰り返しであれば 400 回の回数が必要だというお話です。 塾で教えていた時は、年に 1 人くらいの割合で 1 回見ただけで覚えてしまう生徒がいました。 そういう超人を除けば、 おおかたこの法則通りだろうなと感じます。 ―――――――――――――――――― 国家公務員の障害者雇用試験と 来年は予備試験を受ける、ということくらいしか考えていません。 体調も悪く先がみえません。 そのため、いざというときに備えておかねばなと 昨年末に痛感しました。 もともと貯金とか節約という概念が僕にはなく、 あればあるだけ使うという節操のなさ。 そんな僕が上記のことを受けて貯金を始めました。 具体的には、収入の 1 割を貯金するという方法。 強制的に別口座に移しています。 あとはトリガー ( きっかけ ) があった際に、 小銭を貯金箱に放り込むなんてこともやっています。 それもこれもいざという時のためだけではありません。 実はちょっぴり将来のことを考えています。 もし公務員も予備試験もダメでも、 LIFE GOES ON なんとか現実と折り合いをつけねばなりません。 そこで、雇われるのに向いていないんだから、 どうせなら独立しようかなと考えるに至りました。 数年前からかすかに頭にはあったんですが、 自分の可能性を捨てきれなかったり専門分野が見つからなかったりと 優柔不断な態度でここまで来てしまいました。 来年の予備試験を区切りにするかどうかはまだ決めていません。 ただ、行政書士として魅力ある専門分野を発見したというのは大きいです。 色んな職業の人をみている友人も言っていましたが、やり方次第だ

言い訳、弱音という汚物

「言いわけ、弱音と呼ばれる汚物 便器に流した」 僕の敬愛する AK-69 の歌詞です。 いい歳して弁護士目指してたりすると、 周囲もうるさくなるものです。 (rough music) 諦めさせようという馬の骨も多いですね。 特に自分が挫折した人だったりすると尚更です。 「挑む奴は黙る 逃げる奴は愚痴る」って AK も言ってます。 往生際の悪い僕は、黙って自分で自分のことを決めます。 たとえ燃え尽きようとも再起不能でも こいつの火は消えませんし、誰にも消せません。 もう1ミリ、勝負はもう無理と思ったところから。 Bonafide Law Hustler   秀 虎  @ h1det0ra Copyright © HIDETORA. All rights reserved.