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潔癖症すぎる現代日本―今でも残る姦通罪―

おはようございます!!
今日は年明けから世間を騒がせたこの話題をしましょうか。

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ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(27)との
不倫騒動の影響で休養していたタレント・ベッキー(32)が、
7月末に東京・日本武道館で行われるBSスカパー!の
音楽イベントの司会に内定したことが12日、分かった。
歌手、アイドルら複数組が出演する音楽祭で、
騒動後、ベッキーが初めてファンの前に立つ場になりそうだ。
またこの日、13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」
(金曜・後8時57分)に出演することが発表された。(スポーツ報知)

引用:http://news.yahoo.co.jp/pickup/6200844
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僕は不倫がどうこういえる立場にはないので、
そちらのコメントは控えます。

ただ、感じるのは21世紀の現代日本でも
(目に見えない)“姦通罪”というものはあるんだなと。

とっくに廃止された法令のなのですが、
このように日本で暗黙の了解として生きている
姦通罪というものをご紹介しましょう。

旧刑法 第183
夫のある女子が姦通したときは2年以下の懲役に処す。
その女子と相姦した者も同じ刑に処する。」

また、これと関連した民法の条文もありました。

旧民法 第768
「姦通によって離婚または刑の宣告を受けた者は相姦者と婚姻することはできない。」

このように姦通罪が規定されており、
不倫・浮気した妻は罪の対象とされていました。

“妻”のみの不貞を罰する、
つまりこの法律は昔の男尊女卑思想に基づいた、差別的なもので、
現在の日本では当然廃止されています。

今の日本でも不倫・浮気は、道徳的にはもちろんよくはありません。
ただ、『昼顔』というドラマがヒットした背景には、
不倫願望があったり、不倫・浮気をしている人も多々いることの現れかもしれません。

芸能界を騒がす不倫・浮気騒動も主体が女性となると、
男性に比べ、視聴者の視線は厳しいものがある気がしています。

男性が草食化してきていて、女性が積極的になってきたのかもしれません。

繰り返しますが、それ自体の是非はここでは議論はしません。

それでもあえて言いたいことは、
叩く人叩く人みんなが“クリーンハンズ”なのかということです。
(自らの手を不法に染めていないか)

友人など周囲をみていると、
そんな人は多いとはいえませんが、
少ないとも言えないでしょう。

確かに、彼女の対応の過ちは致命的でした。
その前に、あなたは“クリーンハンズ”だと言い切れますか?

Bonafide Law Hustler 
秀 虎 
hideo109

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